コミュ・ラボ

プロジェクトをしる

PROJECT

新しいまちづくりが進む、宮城県石巻市・女川町へ。
支援者や起業家たちの話を聞き、コミュニティの今を
学んできました。VOL.1
先端の地域活性策から、まちづくりに必要なことを見る。

「あたらしいスタートが世界一生まれる町へ」のスローガンを掲げ、まちが一体となり、新しい企業やまちづくりを支える女川町。まず、学生たちが足を運んだのは、2015年に新設されたばかりの女川駅のすぐ前にある女川フューチャーセンター「Camass」。コワーキングスペース、創業支援、女川町民集いの場の役割を備え、女川の未来を考える地域内外の交流施設です。ここでは、施設の運営を担う特定非営利活動法人アスヘノキボウの中村さんに、その事業内容や取り組みについて伺いました。町の概要からはじまり、震災の話、そして復興への道のり。まちにとって何が必要で、どのようにして実現していくのか、これまでの実例をもとに分かりやすく解説してもらいました。行政と民間の連携や世代間での役割分担の重要さなど、実際に経験してきたからこそ知れる貴重なお話です。学生たちも、このまちで行われる新たな事業や活動に興味津々。社会人や学生を女川町へ招く「人材留学」や「移住促進活動」など、聞き馴染みのない取り組みについて積極的に質問し、コミュニティデザインの今に触れることでより刺激とエネルギーを受け取ったようでした。

手作り石けんに込められた、地域活性化への思い。

つづいて向かったのは、きぼうのかね商店街。ここは、震災後に開設された仮設商店街で、木造とプレハブの店舗が50棟ほど軒を連ね、飲食店や青果店、衣料品店などが商いを営んでいます。訪れるのは、その中の南三陸石けん工房。海藻やハーブなどの地の素材を活かした手作りのオーガニック石けんの製造、販売を行い、人気を集めます。実は、このお店を起業したのは、福岡出身の厨(くりや)さん。震災後、ボランティア活動をつづけていく中で、より息の長い支援、働く場の創出を、という思いからこの地に移住し、起業をしたそう。そんな今に至るまでの経緯や思いを聞く前に、まず用意されたのが石けんづくりのワークショップ。体験を交えての学びとなりました。学生たちも初めての石けんづくりに苦戦しながら、その事業内容を、身をもって知ることに。厨さんが言うには、「石けんづくりなら女性が働きやすく、若い人の結婚や定住、まちの活性化につながる」。石けんビジネスの可能性とともに、地域で起業することの意義や熱い思いについても語ってもらいました。地域の課題を、起業で解決すること。このまちのコミュニティビジネスの在り方に、学生たちも深く感銘を受けていました。

地元のために、何ができるか。瓦礫の海からのスタート。

仮設商店街から、2015年女川駅前に新しく生まれた商業施設シーパルピア女川へ。ここは、震災と復興を経たこのまちのこれからを感じさせる場所です。駅から湾へと真っすぐに伸びる遊歩道沿いには、飲食店をはじめ、小売店や地域の交流施設などが立ち並びます。その賑やかさに、学生たちも目を奪われているよう。次の目的地は、テナントとして店を構える宮城ダイビングサービスハイブリッジ。代表の高橋さんは、仙台出身で震災が起こるまではオーストラリアやグアム、神奈川県などのダイビングショップに勤務。震災後、地元のために自分ができることをと思い、石巻に戻り、事業を開始。はじめは、地元漁師さんとともに海中に沈む瓦礫の撤去からだったという。今でも、レジャー事業を行いながらボランティア活動にも力を注ぎ、行方不明者の探索やビーチクリーン活動をしたり、地元の小学生向けに海遊び教室の開講をしたりと、幅広く取り組んでいます。「海外から戻ってきて、改めて日本の、三陸の海の豊かさに気づいた」。地域の、住民の大切な海を守っていくこと。高橋さんの揺るぎない思いが学生たちにも伝わります。地元のために、地域のために、何が自分にできるか。その思いも、コミュニティにとって必要不可欠な要素であることを、学生たちも充分に実感したのではないでしょうか。

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